出店コストと利益シミュレーション


縁日出店で利益を上げるためには、事前に出店にかかる費用を正確に把握し、

どれくらいの売上が必要かをシミュレーションすることが重要です。

このページでは、出店時に発生するコストの種類や、大まかな利益計算の方法をご紹介します。

1. 出店にかかる主なコスト

縁日出店で考慮すべき主なコストの例です。

  • 出店料:イベント会場での出店スペースの使用料。例:5,000円
  • 交通費:備品やスタッフを会場に運ぶための移動費用(高速代や燃料代)。例:2,000円
  • 従業員の給料:手伝ってくれる人への報酬。例:時給1,000円 × 5時間 = 5,000円
  • 飲食代:出店中のスタッフや自分の飲食費。例:1,000円

出店コスト合計例

5,000円(出店料)+ 2,000円(交通費)+ 5,000円(従業員の給料)+ 1,000円(飲食代) = 13,000円

※一人で出店したり、飲食物は自分で用意する場合は、出店料と交通費のみ計算するため、7000円ほどで済む。


2. 利益シミュレーションの例

次に、遊び縁日の代表的なゲーム「スーパーボールすくい」を例に、利益シミュレーションをしてみましょう。

  • 初期備品コスト
    • ビニールプール:1,500円
    • スーパーボール(1,000個):6,000円
    • ポイ(100枚):2,000円
    • 袋(100枚):1,500円
    • エアーポンプ:1,000円
    • 合計:12,000円
  • 料金設定と必要な参加回数:スーパーボールすくいの1回の料金を300円と設定した場合、以下のように利益を計算します。
    • 300円の場合:12,000円 ÷ 300円 = 40回→ 40回以上遊んでもらえば元が取れる。
    • 400円の場合:12,000円 ÷ 400円 = 30回→ 30回以上遊んでもらえば元が取れる。
  • さらに利益を出すための計算例
    1回400円で50人/100人が遊んでくれた場合:400円 × 50人 = 20,000円→ 20,000円 – 12,000円(コスト) = 8,000円の利益

400円 × 100人 = 40,000円→ 40,000円 – 12,000円(コスト) = 28,000円の利益

3. 黒字化のためのコツ

  • 仕入れコストを見直す
    卸売市場や業務用仕入れサイトを活用し、材料費を抑える。
  • 人気のある景品を選ぶ
    子どもや家族連れに喜ばれる商品を揃え、リピート率を高める。
  • 複数のイベントで出店
    定期的な出店を行い、初期費用の回収を早める。

4. 実際のイベントでの考慮点

シミュレーションの結果を参考にしつつ、以下の点にも注意しましょう。

  • 集客力:お客様の人数により売上は大きく変動します。イベントの規模や集客力を事前に確認しましょう。
  • 価格の柔軟性:競合が居ない場合など、状況に応じて料金を変更することで、利益を最大化できる場合もあります。
  • 備品の再利用:ビニールプールやエアーポンプなど、一度購入すれば複数回使用できるものは、次回以降のコストを大幅に削減できます。

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